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噛み合わせを治すための補綴治療

補綴治療で噛み合わせを治す流れを紹介します

ある患者様の治療完了までのプロセスです。

大学病院初診時

他院で入れた仮歯の状態です。

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当院初診時

大学病院で最終的に入れた仮歯の状態です。ある程度の正しい噛み合わせになっていましたが、根本的な解決にはなっていませんでした。

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キャディアックスによる診査診断

骨格と顎関節の動きをキャディアックスで分析して、患者様が受け入れられる(自分の組織として使える)デザインを作っていきます。

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解析により浮き上がった問題点

プロビジョナルレストレーション(仮歯)の作成①

Provisional restoration1の目的と材質
・再採得したデータをもとに精密に咬合再構築
・術後経過を観察してカバー出来ていない要素の抽出
・即時重合レジン

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プロビジョナルレストレーション(仮歯)の作成②

Provisional restoration2の目的と材質
・咬合力に対抗するため咬合面のみハイブリッドレジンを使用
・確実なDecompression
・即時重合レジン+光重合ハイブリッドレジン

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プロビジョナルレストレーション(仮歯)の作成③

Provisional restoration3の目的と材質
・確実なDecompression
・即時重合レジンにメタルのオーバーレイを張り付ける

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プロビジョナルレストレーション(仮歯)の作成④

Provisional restoration4の目的と材質
・残留モノマーを可及的に排除
・Decompressionを維持
・加熱重合型レジン

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プロビジョナルレストレーション(仮歯)の作成⑤(最終段階)

Long term provisional restorationの目的と材質
・咬合力に対抗し、条件の異なる支台歯を連結でき、長期安定性がある
・Decompressionを維持
・デュアルキュアハイブリッドレジン+ファイバー

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治療した結果と今後の課題

・回転運動と滑走運動のバランスの改善がみられた
・CADIAXのラインがスムーズになった
・咬合高径が低く、圧迫を感じる感覚が改善された
・AODの改善
・支台歯環境の改善
・強い咬合力に耐える、長期使用型のProvisionalへ移行できた
・審美的満足を得た
・長期使用による摩耗のコントロール
・HCIのSteep化によって、長期的に干渉傾向を改善すること

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本物が入ったら上手くいくのではなく、その以前に患者様に審美性と使用感を確認していただきます。その間に随時調整を行っていきます。
噛み合わせが正しい方向に進むには正しいプロセスが必要です。最も大切なのはブラキシズムコントロールとメンタルストレスマネージメントです。それはプロにしか分からないことですから我々プロに全てお任せください。

症例紹介

術前

49歳で治療をスタートしました。生まれてから奥歯で噛んだことがなく、入れ歯を作っても噛めていないとのことでした。もともとアレルギー体質で鼻で呼吸ができませんでした。

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術中

インプラントを入れました。

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術中②

仮歯を入れました。噛み合わせが低かったので高くする仮歯です。関節がつぶれていたので広げるためでもあります

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術後

仮歯で関節が最大限に開いたところでデータを取って、それに合わせた噛み合わせにしました。治療期間は1年です。

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